(憲政記念公園) |
しかし、沖縄の人々はその事態をなすすべなく受け入れているのではない、県民の意志を具現するために取り組んでいる島ぐるみ会議(オール沖縄)と建白書の方向に沿って、翁長知事は週明けにも「仲井眞前知事による埋め立て承認を取り消す手続きに入る」と表明した。沖縄では「工事を再開させない!辺野古新基地を断念せよ!」が民意であり、多数派なのである。
ところが、安倍政権にはこの沖縄の民意が全く届かない。選挙で敗れた仲井眞前知事の承認にすがって強引に辺野古新基地の建設を進めようとしている。このことは集団的自衛権の閣議決定から、現在、参議院で審議中の戦争法案の採決を強行しようとする現与党の姿勢と一体のものである。
(国会包囲活動) |
(国会包囲活動)
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さて、私は9月12日の国会包囲行動に参加し、久しぶりに「沖縄を返せ」を歌いながら、1970年代の復帰直後に沖縄を訪れた際に、友人の母から聞いた沖縄の米軍基地の本質に思いを馳せた。あの時から42年、そして、今年は沖縄戦の戦われた1945年から70年。かくも長き沖縄県民のたたかいの結果としての「建白書」の成立であることを胸に刻まなければならないと思った。
来週からの「戦争法案廃案」を目指す国会包囲や全国各地の取組みは、安倍政権に対峙する正念場としていかなければならないと思う。いつまでも米国の手先になっていてはいけない。沖縄の島ぐるみ会議「建白書」を支持し、主体的に東アジアでの日本国憲法の精神を生かした平和友好外交を推し進めるべきと思った。
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