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(岩佐幹三さん) |
5月17日はノーモア被爆者記憶遺産を継承する会の第2回通常総会に参加しました。私は戦争で殺戮のために核爆弾が使われたのは日本でしかなかったことでから、ヒロシマ・ナガサキの被爆の実相を掘り起し、記録し、収集し、ノ―モア・ヒバクシャの記憶遺産を継承していくことは極めて大切なことと理解しています。世界でもここにしかないというこの会は2011年12月に設立総会が開催され、岩佐幹三さん、肥田舜太郎さん、大江健三郎さん、安斉育郎さんらが呼びかけて発足しました。私はこの会の設立総会に参加し、大江健三郎さんの記念講演や会場での肥田舜太郎さんとのやり取りの様子をこの目に焼き付けることが出来ました。
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(会を支えている事務局の方々) |
そもそも1971年に日本学術会議が「原爆資料センター(仮称)の設置について」を勧告したにも関わらず現在も日本国を設置主体とする資料センターは実現していません。
私は今回この会場で上映された「被爆者の証言」を見て、心の底にぐっとくるものがありました。本などで読んでいたものとは異なる、話し手の表情、しぐさとともに語られることが伝わってきました。被爆からすでに69年、記憶が風化する前に何とかこの会の活動が軌道に乗るようにと願いました。
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