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デクラークさん(NHKテレビ番組) |
1993年にネルソン・マンデラさんとフレデリック・ウィレム・デクラークさんがともにノーベル平和賞を受賞したことは良く知られています。しかし、当時の南ア現職大統領であり、国民党のリーダーであったデクラークさんが、何故、獄中のネルソン・マンデラさんを1990年に解放し、1994年に総選挙を行い、人口比で言うと圧倒的に優位なアフリカ民族会議が政権を奪取することを予感しながらも、アパルトヘイト(人種隔離政策)撤廃という歴史の流れに身をゆだねたのかはあまり知られていません。4月23日に、この時期のデクラークさんを取り上げたNHKBS放送の、「世界ドキュ もう一人の男デクラーク」を見ました。彼も間違いなくアパルトヘイトをなくすために貢献した一人です。番組は的確にこの時期のデクラークさんについて伝えています。
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JR渋谷駅(4月21日) |
実は最近、私はネルソン・マンデラさんの解放に尽力したというジャンイヴ・オリヴィエさんの映画を見たことから、南アフリカ共和国の20世紀最後の10年間にも関心があります。この時期はベルリンの壁の崩壊、(1989年)、ソビエト連邦の消滅(1991年)と続きました。そして、アパルトヘイトの南アフリカ当時、政権与党の国民党デクラークさんのアパルトヘイトをなくすという決断は間違いなく世界史に残ると思います。しかし、マンデラさんが亡くなってから様々な真相発言が出ていますが、私は何と言っても獄中27年間を頑張りぬいたネルソンマンデラさんとアフリカ民族会議の仲間たちの功績が図抜けて大きいと思います。
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