ヴィクトリア・フォールズはザンビアとジンバブエの2カ国にまたがっています。そして、そこからさほど遠くない(60km)ところにボツワナのチョベ国立公園が広がっています。ヴィクトリア・フォールズからは早朝出発の日帰りでチョベの野生動物を観察するツアーがあります。南部アフリカで最も豊かな国と言われるボツワナと経済が破たんしているジンバブエとの違いを様々に感じさせました。
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ザンベジ川を渡る象 |
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ザンベジ川の象の群れ |
①ザンベジ川というアフリカ大陸で4番目の長さを誇り、6つの国を通過するこの大河をボツワナ側ではボートツアーとトラックツアーを上手に組み合わせて、観光客を魅了しています。ここは象の個体数が最も多いところとして知られ、ザンベジ川周辺で何百頭もの個体を見ることが出来ます。特に大きな像が先頭としんがりを務め、子象を保護しながら川を泳いで渡る様子は楽しかった。
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中洲で動かないワニ |
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インパラと象 |
②象にとどまらずカバがいたるところに群れを成しています。また、岸辺には大きなワニがごろごろしています。何種類もの水鳥が飛来して魚を狙っている様子や巨大な中洲にはサイ、水牛、インパラ、シマウマ、ウオーターバッグなどが草をはむ姿が見られます。とても広大な地域を国立公園にして動物を保護する政策をとったボツアナが観光客をこれまで以上に呼び込むことが出来ると思います。ジンバブエとボツアナの比較ですが、ビクトリア・フォールズは存在するそれだけで価値のあるものですが周辺の観光資源を活かしきっていないと感じました。
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ボツワナでの食事 |
③私はジンバブエに宿泊して食事等は主にジンバブエでしたが、チョベのツアーの際は昼食をボツワナで摂りました。食事の内容を比較するといずれも観光地ではありますが、ボツワナの食事が勝っていました。お値段はさほど変わらないわけですが、食材の違いを感じさせました。これもかっての農業優等国ジンバブエの落ち込みぶりが目につきます。
④ボツワナは独立後にダイヤモンドなどの鉱物資源が発見されたこともあり、経済発展が順調に進み、アフリカ諸国のなかでも最も豊かな国に位置しています。農業も牛や羊の畜産が盛んで、食肉をヨーロッパに輸出しています。入国の際も動物の口蹄疫対策などが意識されていました。
⑤ボツワナは独立以来複数政党制を維持し、民主主義が機能している国と言われます。こんなところも、いわゆる白人農場主を一方的に追い落とす政策をとった隣国ジンバブエとの大きな違いとして感じました。そして南アとの比較もしてみたいと思ったことです。
普段はTVをあまり見ない自分が良く見るのは「アニマルプラネット」そこではアフリカサバンナの動物保護区・セレンゲッティやザンベジ川岸等の風景・野生動物等が良く出てくる。掲載の写真は大変リアリティがあって、一度はこの目で確かめたいもの。ボツワナの農業も興味深いところ。長期わたる不振を云われるアフリカの農業も、それなりの都市に近く、輸送路もそれなりに整備された地(つまり市場に近いということか)に所在する自主的な農業経営は発展の歩みの途上にあるとは、最近読んだアフリカ農業事情に関する書籍の記述。南アの農業事情などにも時折触れて貰えればありがたい。by h.ishikawa
返信削除What a Exciting Tour you are enjoying! I like all of these animals, especially crocodiles. Please write a tour Gide for us.
返信削除コメントありがとうございます。ザンベジ川周辺の野生動物保護は圧倒的な迫力でした。何しろボツワナは国土面積が日本の1.5倍もあったと思います。そして動物たちには国境は関係ないわけで、いくつもの国を自由に行き来しています。野生動物保護も一国のみでは難しいというわけです。
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