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2012-09-08

キャッスル・オブ・グッドホープ訪問(Castle of Good Hoop)


城壁からテーブルマウンテンを臨む

城壁内でクラス仲間と記念撮影
 前回は東インド会社のスレイブ・ロッジを取り上げましたが、その話題の並びで今回はキャッスル・オブ・グッドホープを紹介します。17世紀に東インド会社によって建てられた南アの歴史的な建造物です。さらに以前に紹介したカンパニー・ガーデンは大航海の中継地として立ち寄った船に水や野菜などの食べものを供給するために開墾された畑地と言うことです。そこを奴隷が開墾し、その奴隷達が収容されていたスレイブ・ロッジがあり、それらを遂行したオランダ東インド会社の提督が居住したグッドホープ城はそれぞれ深く関連しています。

拷問道具
ガイドと飛び入りの仲間
 このグッドホープ城の城壁や堀割が保存されています。当初は海岸線に位置していたとのことですが、今もケープタウンの中心部に位置しています。この地の開拓の経過が良くわかります。ガイドに案内された城壁は、日本のお城とは異なりそれほど高く(10m程度)ありません。しかし、前にはテーブルマウンテン、後ろには大西洋やインド洋に連なる海があると言うわけで、素人の考えですが、天然の要塞だったのではと思わせます。また、ガイドの案内でお城の牢獄と拷問道具、とても大切だったと思わせる山からの飲料水の水路や井戸などを見てまわりました。オランダ人がアフリカの地に拠点をつくるということは、当時の道具立てではヨーロッパ各地からの開拓民とともに奴隷の労働が欠かせなかったのかと思わせました。
夜のパーティ会場

会場内の様子


 この歴史あるお城も今はケープタウンの観光名所となり、数多くの旅行客が押し寄せます。また、この施設にはカフェやレストランがあります。別の日にはこの施設の一部を利用して、ブラジルの独立をお祝いするパーティが開催されました。「南ア産の美味しいワインを手にしながら、南アの厳しい歴史にも思いを馳せて、ブラジル独立記念日を祝う」というなかなかお洒落な企画でした。昼と夜では周囲の雰囲気が異なっていましたが、事前にお城の歴史を知る機会があったので、このようなパーティも視点を広げて楽しむことが出来ました。

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