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ウオータフロントのマイシティバス |
ケープタウン市内の移動手段としては自家用車、タクシー、乗合型のミニバス、路線バス、観光などがありますが、大いに幅を利かしているのがミニバスです。しかし、これは相当慣れないと使いこなせません。それに日本語の観光案内には危険も伴う場合があると書かれています。実際に乗ってみますとかなり強引・乱暴な運転が気になります。乗降場所が不定のため、客集めに相当無理をせざるを得ないといったところです。
ところで、今ケープタウン市内はいたるところで道路工事が行われています。その中心はバス乗降場所の設置です。工事そのものが相当ゆったりしていて、私の観測では6人の工事人がいるとして本気を出しているのは1~2名と言った実態ですが、少しづつ道路脇のバス停が整備されてきました。現在、隆盛のミニバスは、間もなく路線バスにとって替わられると思いますが、今がその切り替えの時期とも思われます。
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バスの中の注意書き |
そこで今回、私は路線バスを利用して見ました。街の中心部にあるシビックセンターからウオータフロントまでの移動はマイシティバスが担っています。この路線に乗るには日本で言うところのスイカのようなカードを購入しなければなりません。最低でも30ランドをチャージして、バス利用時に自分の暗証番号を使ってバス停の車掌さんに利用料金の7ランドを引き落としてもらう方式です。現在はいちいち乗客と車掌が金銭のやり取りをしていますので、このマイシティペイパスは便利なのものとして普及していくことになりそうです。日本のスイカやパスモの便利さには遠く及ばないですけれどもネ。
しかし移動手段として必須なものはマイカーと言うことになります。この西ケープ州は歴史的な経緯のなかで比較的道路網が整備され、高速道路の舗装などもしっかりしています。しかし、公共交通の不十分さと相まって、マイカーを活用できるか否かは、個人の活動領域を大きく左右しています。車を購入維持できる収入がある層とマイカーの所有などは思いもつかない大多数の層とに大きく分かれてしまうというのが南アフリカの現実のようです。
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