ページ

2012-07-02

南アの公開討論会(Public Dialogue)

公開討論会の様子
  6月28日(木)に紛争解決センター主催の公開討論会(Center for coflict Resolution Public Dialogue)に参加しました。このような一般集会に参加したのは初めてのことです。現在の語学学校に区切りを付けることから、私としては今後を展望する大事な機会と考えました。「マンデラとムベキ、ヒーローとアウトサイダー( MANDERA and MBEKI The Hero and the Outsider)」というタイトルの討論会でした。聴衆は凡そ100人、ケープタウンの中心部にある別の非政府組織(NGO)の建物で開催されました。

会場入り口に並べられた出版物
 南アの南アフリカ大学(University of South Africa Tshwane)のDr Lucky Manthebeが上記の本を出版した記念講演会の形をとり、メインスピーチは同氏が行いました。そして対論者(Discussant)をジョハネスブルグにある人権基金(Fouddation for Human Righuts)のMr Andile Mngxitamaが受け、司会進行(Chair)をUniversity of Cape TownのDr John Akokpariが担いました。

 この三人のスピーチに加えて、参加者が会場から挙手をして自分の意見を述べます。この討論会の内容は私の語学力では詳細はまだ判りませんが、「1994年の虹の国の出発以降のリーダーとその政策をどう考えるのか、すなわち現政権のANCの政策をどう評価するのか」という極めて今日的な討論だったのではないかと思いました。

当日販売された書籍と新聞での開催案内
 会場の前側に座った三人に対して、聴衆からも野次や拍手や足踏みが出るなど参加者が真剣に議論している様子はとても好感が持てました。そして日本などとは違う国の若々しさを感じることが出来ました。南アの今日を考えるにあたって民主主義の問題は避けて通れない題材であり、マスコミなどが現政権に臆せずモノを言っていることやこの討論会のようにオープンな形でそれぞれが意見表明をする場があることなどはとても大切なことと思います。
(英語に自信のある方、著作に関心のある方はCenter for coflict Resolution のホームページをご覧ください。当日の音声による記録がすでに収録されています)


0 件のコメント:

コメントを投稿