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2012-07-04

南アの月給?(Monthly earnings of South Africans)



クラスの仲間とトーキング①

クラスの仲間とトーキング②
   英語の授業の一環として、こちらではトーキングの手法が良く使われます。ある時、もし私が政治家だったらとして、トーキングを行いました。私は何人かの先生から、「教職員の給料は決して高いレベルではない」と聞いていたので、「南ア全体に横たわる貧困の問題や青少年の暴力問題を解決に導くためは何が必要か?」との問いかけに、確か、「青少年の教育が最も大切、そのためには学校教師の給与をもっと上げたらどうか?」と発言したことがあります。その時は英語教師の月給が10万円程度で掛け持ちをしている人もいると聞いたことがあったので、日本人的な感覚で少なすぎるのではないかと考えていたわけです。その後、正確な数字は知ることが出来ませんが、様々な職種の中では月収がこの程度といった情報が増えてきました。

資料と新聞(CAPE TIMS7/3)
 南アの月給についての考察がなされている「Mothly earnings of South Africans,2010」という資料に基づいて、この国の給与水準を考えてみました。平均的な数字として2800ランド(2万8千円)、マネージャーやプロフェッショナルに分類されている層が10000ランド(10万円)、セールスやサービスは2400ランド(2万4千円)などになっています。 
 また、年収が63556ランド以上の場合に税金の対象者になるのですが、2010年は600万人だったのが、2012年には1370万人と2倍以上の増加との記事が7月3日付のCape Timesに載りました。ここからは収入が課税限界を超える層が増えたことと、一方で税金を払わなくても良い層、例えば目安としての(63556÷12)ランド以下の月給層の人々がたくさんいることが判ります。

 これらの数字からは南アの一般的な労働者にとって、ゴルフのプレー代金300ランド(3千円)やレストランの食事代金200ランドや映画のチケット代金65ランド(650円)などが決して安いものではないのだと判るようになりました。私が価格が安いとして紹介しているいくつかの事例も、この国の感覚からして、日本人のようには考えないことが判ってきました。以降、単純な日本人的な発想で食品やサービスの価格を述べることには気を付けようと思います。

1 件のコメント:

  1. 金銭感覚はむつかしいね。2008年に12%だった南アの金利は、2011年には5%に低下したが、それでも高金利。ランド預金はおすすめですか?

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