ケープタウンの海岸通りにあるかっての灯台 |
①夜中の一人歩き
日本では夜遅くなり、酒を飲んだとしても電車などを利用して家に帰ることが出来ますネ。さほどの警戒心を持たなくても忘年会、新年会、歓迎会、暑気払いなどと飲む機会も数多いと思います。 しかし、南アの場合、比較的安全といわれるケープタウンであっても、一般市民が酔って無防備に歩くことは厳禁です。マイカーまたはいつも利用するタクシーで自宅までたどり着く必要があります。暗い夜道を一人で歩くのは襲ってくださいと振る舞っているようなものです。
②魚種の豊富な魚やさん
日本では専門店や魚市場、食品スーパーなどのお魚コーナーで旬の魚を選ぶことができますネ。 冷凍・冷蔵や流通技術の革新でおいしい魚が季節ごとに手に入りますが、南アではそうはいきません。マグロ、サーモン、タラ、タイ、イカ、エビなどは美味しいものが並ぶ場合がありますが、なかなか鮮度の管理された魚にはめぐりあえません。
③交番
日本では落し物を拾った・財布をなくした、道に迷ったなど様々なことを近所の交番に相談しますネ。南アでは警察署はあっても、交番はなかなか見つけられません。それに拾った財布を警察に持ち込むのは、きちんと処理されことはないのだから愚の骨頂だという意見があります。
④シャワレット
日本ではかなり普及していますネ。南アではこの便利な道具を利用することはありません。一部の人々が日本から輸入して使っていますが、まずはお目にかかれません。イスラム系の人々がトイレの近くにハンドシャワーを設置する場合がありますが、シャワレットのようような使い心地は実現しません。
⑤きちんと守られる交通規則
日本では交通規則が定められると、もちろん、違反事例は交通警察などによって摘発されますネ。南アでは高速道路を次々と人が歩きます。運転する側がおびえてしまいます。さらに、飲酒運転は日常茶飯事ですね。また、小型の乗合バスがあって、ケープタウン市内を我が物顔で乱暴運転しています。急な路線変更、停車など日本ではありえない状況です。
⑥スイカやパスモ
東京では自家用車がなくても、様々な交通手段を活用して目的地まで行き来できますネ。特に鉄道系の切符のかわりにスイカやパスモが使えることは本当に便利なことです。乗降が実に速やかで列車の運行時間がきちんと管理される根拠の一つですね。東京で驚くことは各駅の乗降客が多い駅で、あれだけの人数がきちんとトラブルもなく移動していることです。整列して順番を守れる、エスカレーターのワンサイドを急ぎの人のために開けておくなど、南アではなじまないことです。
⑦日本語
東京ではどこに出掛けても日本語の案内板がありますネ。最近は英語や中国語、ハングル語なども掲載されているようですが、日本語が読めれば道案内は何とかなりますし、人に道を尋ねる時も日本語で十分なわけです。しかし、南アでは公用語として11言語が認められており、場所によっては英語だけでは通じない状況があり、日本とは違って一つの言語では収まらない、まさに「虹の国」となっています。