違憲の「安保(戦争)法」がまかりとおり、安倍政権によっていよいよ9条改憲の発議がめざされています。これは見過ごせません。日本国憲法の正念場を迎えて、人々への連帯・共同(協同)を求めて、人生のまとめの時期を生きる私個人の日々の暮らしについて思うことを書いていきます。
2012-05-14
South Africa Now その2(南アフリカのこと)
南アフリカ共和国は複数政党制を維持しています。その中のいくつかの政党を紹介します。南アフリカに来てまだ間もない身からの報告ですので悪しからずお願いします。今回はANCです。
ANC(アフリカ民族会議)
この政党が1994年全人種参加の総選挙でANC(African National Congress)が勝利し、ネルソン・マンデラ大統領が選出され、その後3回の総選挙で勝ち続け、ずっと政権与党を維持しています。
南ア大統領としてはネルソン・マンデラさん以来、1999年からターボ・ムベキ、2008年からカレン・モトランテ2009年からジェイコブ・ズマとすべてANCの議長か関係者が占めています。
そしてANCはSouth African Communist Party(南アフリカ共産党/SACP)とCongres of South African Trade Unions(南アフリカ労働組合会議/COSATU)とTripartite Alliance(三者同盟)を結んでいます。
この三者同盟は名ばかりのものではなく、南アフリカ共和国の政策決定にも影響をもたらします。最近の事例では4月30日から導入開始の予定とされていたハウテン州のジョハネスブルグープレトリア間の高速道路有料化システム(E-Toll)をCOSATUとの協議を踏まえて、1カ月間延長すると発表しました。
これは野党第一党のDA(民主同盟)やCOSATU(南アフリカ労働組合)が反対を表明している案件です。COSATUが大規模なストライキの用意をしたり、南アフリカ共和国消費者団体を含む首都圏高速道路有料化反対連合(Outa/Oposition to Urban Tolling Alliance)が高等裁判所に対してE-Toll導入差止め訴訟を申し立てています。
また、南アフリカ共産党は2007年当時ANCの議長であったムベキ大統領に替わる党首の選出をキャンペーンして、2009年のズマ大統領の実現を主導しました。
ANCは政権与党であり、政治的には三者同盟のもとで舵取りを行っていると思います。
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